風邪を引きやすく、困っています!

質問

 うちの家族は風邪を引きやすく、困っています。主人は急にのどが痛くなり熱が出て会社を休むことが一冬に2回くらいあります。高二の娘も全く同じ風邪をひいて学校を休みます。私は熱は出ないのですが身体がゾクゾクして鼻水が止まらなくて食欲が落ちます。風邪の予防と治療に効果のある漢方薬はありますか?あと、主人の会社は中国や東南アジアに従業員がよく行き来します。鳥インフルエンザがとても心配です。漢方で防げますか?(榛名町 Y子)

答え

うがいをするパンダ親子 風邪を引くとお仕事や学校など、日常生活が乱されてしまいます。また、本人も発熱や喉痛・倦怠感・咳・頭痛など苦しい症状で困ります。引かないですめば引きたくないものですね。現代医学では、熱を抑えたり痛みをとる鎮痛解熱剤と抗生剤と胃腸薬が合わせて処方されることが多いです。

 もともとの漢方では、逆に生姜や葱の白い部分や葛の粉を熱くして服用して体温を上げて、むしろ身体がウイルスに対して発熱して闘うのを助けるような薬が使われてきました。伝統的な葛根湯や桂枝湯がそうです。最近では、「銀翹解毒丸(ぎんぎょうげどくがん)」という処方は、薬草で鎮痛解熱作用や抗生剤的な作用が期待されてよく使われています。

 風邪を引くのは、今の生活がゆがんでいるという体からの信号ですから、生活や身体を見直すチャンスだと思います。抗生剤まみれの農作物や家畜のようにならないように、食事の内容・食べ方から、運動不足でないか、呼吸が浅くないかなど反省するきっかけにしたいものです。漢方では、熱の出る風邪は動物の脂(乳製品も含めて)の摂り過ぎが原因のことが多いと考えます。身体の中によどむエネルギーを発散しようとして風邪をひくといえます。予防としては節食します。身体が冷える風邪は、鍛錬の不足が原因している場合が多いです。予防としては昼前に30分芝生の上を歩き、風呂上りには膝下に冷水を掛けます。食事は一口50回噛みます。

 鳥インフルエンザは、数年前のサーズとともに世界的に恐れられています。日本でも中国でも、現代医学の専門家に負けないほど、漢方の専門家も必死に研究・討論を重ねています。今の時点で言える事は、

①人間は地球の生き物の一部だから、他の生き物をすべてコントロールすることは不可能と腹をくくる。
②予防としては風邪と同じですが、中国の「玉屏風散(ぎょくへいふうさん)」が効果的と思われます。日本には「衛益顆粒(えいえきかりゅう)」として輸入されています。
③治療としては、サーズで注目された「銀翹解毒丸」や「板藍根」が期待できると思われます。