老化防止には効果がありますか?

質問

 漢方薬が昔から良いということは、聞いていますが、老化防止には効果がありますか?私は、少し顔にシワが増えて、足腰が疲れやすく、のぼせがあって、もう更年期が来ているのかなと、心配です。俳優の森光子さんは84才であんなにお元気なので、自分もその歳になった時、森さんの半分でも元気でいられたらと思います。効果のある漢方薬はありますか?(花輪 H子 38才)

答え

元気なおじいさん はい、確かに、老化防止にお勧めできる漢方薬はあります。それは、「抗老防衰」という考え方にもとづいています。人は年齢とともに、新陳代謝や免疫力が低下して、老化して行きます。目がかすんだり、疲れやすくなったり、動悸がしたり、たくさん食べられなくなったり、息切れがしたり、おしっこがうまく調節できなくなったり、いろいろです。おっしゃるように、森光子さんのように、84才になっても50才代にしか見えない(見た目だけでなく体力も合わせて)人もいますし、不摂生をしているわれわれ凡人は、早く歳をとるのかもしれません。

 中国漢方では、「先天の精」といって遺伝的な要素と「後天の精」といって養生に関わってくると考えています。養生とは、イライラしたりこだわらない・緩やかな運動(水中ウォークなど)・日本食を食べ、良く噛む・肩の力を抜き息を深く吐く・性生活を調節するなどがあります。もし、不調を感じなくても信頼できる漢方の専門家に相談すれば舌の状態などから、「未病」を見つけて体質の偏りが病気として芽を出す前に摘み取ってくれるでしょう。さらに、最近では、「人は血管とともに老いる」と言われ、動脈硬化だけでなく末梢血管も注目される様になりました。「丹参」という薬草を主成分にした「冠元顆粒」もお勧めできます。

 お問い合わせの件ですが、顔や肌がカサツキやすいのは、「肺腎陰虚」として麦味地黄丸(日本では八仙丸と言います)も考えられますが、他の症状から「肝」の「血」の不足で杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)の適応と思われます。肝は筋を司りますから膝や腰の渋い感じがある場合、肝に失調があると考えられます。のぼせも肝の血が充分にあればあるべき所にある熱が、居場所を失って上に昇ってしまっている現象です。むやみに冷やすのは命を削る事になるのですべきではありません。