父親が、肺がんの診断を受けました!

質問

 73才になる父親が、肺がんの診断を受けました。もともとあまり医者にかかる方で無かったからか、本人は検査を受ける途中からこんな思いをするくらいなら家で寝て居たいと言うようになりました。たまたま、病院での治療も身体に負担の大きいもので、本人は漢方で何とかしたいと言っています。がんは漢方で治りますか?(前橋 T代)

答え

空咳をするおじいさん がんはまもなく3人に一人はかかる病気ですし、亡くなる原因のトップで、年間30万人の方が亡くなっています。がんで亡くならない方が少ない、老衰で死ねるのは百人に4人とも言われています。ご質問ですが、残念ながら治りますとは断言できません。少なくとも、何よりも大切な本人の自己治癒力を高めて、延命に貢献することは間違いないと言えます。

 現代医学の研究で、「十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)」や「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」の効果は広く認められています。大学病院でも術後の回復を助ける、放射線治療や抗がん剤の副作用止めとして現代医学を専門にしている医師で知らない先生がいないと言って過言ではないでしょう。ただ、「証(しょう)」といって体質から薬を選ぶ手続きをもっと大切にして欲しいと訴えている先生が多くいるのも事実です。

 痰のからまない咳が続き、寝汗をかく「陰虚(=身体を潤す力が不足している)」の患者さんに、先ほどの処方がかえって症状を悪化させるのは、体質に合わないからです。薬に毒があるのではありません。また、「はとむぎ」など安価な身近な食べ物にも抗がん作用があることが、以外と知られていません。

 先日、川越の帯津良一先生とお話をする機会に恵まれました。「群馬からおいでになっている患者さんには、気功を教えてもらいなさい、と帰しているんですよ。」とおっしゃっていました。現在私の関わっている気功の会は満員です。伊丹先生の「生きがい療法」も取り入れ笑いが絶えません。病気を人任せにせず自分でコントロールしていこうという患者さんが増えているのだろうと思います。