NHK「ためしてガッテン」アレルギー総力対策で紹介された漢方処方について?

PCをするパンダ 2003年7月30日「ためしてガッテン」放映以来、お問い合わせが殺到している「梔子柏皮湯(ししはくひとう)」と「白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)」について、説明をさせていただきたいと思います。

質問

 アトピーや日光皮膚炎などに効きますか?

答え

 単純に「必ず効く」とはお答えできませんが、患部が赤く腫れて熱を持っていて、強いかゆみを伴う場合に効果が高いと思います。色が黒ずんで厚くなっている場合には効果は薄いと思います。

質問

 どこで手に入りますか?高い薬ですか?

答え

 お近くの中医薬研究会の会員のお店にお問い合わせ下さい。漢方薬の中では比較的安い部類に属します。

質問

 どうして効くのですか?

答え

 NHKでは、「かゆみ神経の成長を抑える」とか「免疫細胞T1を増やす」と説明しています。漢方では「梔子柏皮湯」は「五臓の腎の熱を冷まし、熱毒を尿の形で排泄する」としています。クチナシの実(栗キントンの色づけ)とキハダの皮(木曽の百草丸の成分)と甘草(醤油の成分)からできています。「証(しょう)」(体質)に合っていれば、どんな病名でも使うので、「二日酔い」にも「黄疸」にも使われます。

 「白虎加人参湯」は「温病(うんびょう)」という概念で「衛気営血」という疾病の進化過程で「気」の位置で熱が高まった時に使う処方です。石膏という鉱物生薬を中心に知母(ちも)・粳米(こうべい)・甘草に人参(朝鮮人参)を加えたものです。「証(しょう)」(体質)に合っていれば、どんな病名でも使うので、「肺炎や脳炎による高熱」「糖尿病の口渇」「リウマチによる熱と痛み」「産後の発熱」などに使われます。

質問

 どんなことに気を付けたら良いでしょうか?

答え

 漢方薬は、知識と経験の豊富な専門家に相談して服用するようにして下さい。また、あまり効果が見られなかったり、症状が悪化するようなら、現代医学の皮膚科専門医と相談する事も必要と思われます。