高校生の頃より便秘で悩んでいます!

質問

 38才の女性です。高校生くらいから便秘気味になって、仕事についてからはずっと便秘で悩んでいます。市販の「ピンクの小粒」を飲むと下痢をしたりおなかが痛くなるので週末に飲んで一週間の便を出す癖がついてしまいました。漢方で毎日自然な排便ができるようになりますか?ポチャポチャ水太りで冷え性でもあります。

答え

悪玉菌だらけの腸 よく、「快食・快眠・快便」等といいますが、毎日の事なのでどれがかけても不快なものです。便秘をする事で食欲も無くなり、イライラしたり、肩が凝ったりします。肌荒ればかりか高脂血症や動脈硬化の原因になったりするとも言われています。たかが便秘、されど便秘です。現代医学では、もともと薬草の中の腸の蠕動を刺激する成分を錠剤や粉・液体にしたものが使われていました。漢方でも体質を考えないで、「便秘ならこの処方」と答えを出すのは、現代医学のものさしで漢方薬を使っているだけです。

 一般に良く使われている「ダイオウ」「センナ」は下剤ではありますが、からだを冷やす傾向があります。質問の患者さんがこれらの薬草を飲むと下痢をしたりからだの冷えが強くなり、いつまで経っても薬のお世話にならなければなりません。むしろ、朝に「防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)」を、昼に「桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)」を、夜に「麻子仁丸(ましにんがん)」を勧めます。冷えの原因のよどんでいる体内の「水」を取り除いて、からだの温かみを増やして便秘の原因を解消するのです。自然な排便がすぐに来るとは断言できませんが、加減を繰り返し生活を整えていただければ、自己治癒力が発揮されて程々の所に収まると思います。

 ところで、最近幼稚園から高校生に至るまで、便秘になっていて強い薬に頼っている患者さんが増えています。話を聞いてみると欧米的な食事をしている人が多いようです。学校でウンチはしたくないし、おなかが鳴るのが恥ずかしくて学校に行けなくなってしまうケースも良く耳にします。保険の効く薬草「ケツメイシ」は、炒ったものは香ばしくて麦茶のような味で抵抗無く飲めて小さい子供さんから気難しいお年頃の人たちにも人気があり便秘に効果があって、お勧めできます。いずれにしても、日本の伝統食(ごはん・みそ汁・漬物をベースにした)をして、早起きして散歩してゆっくりトイレに座る習慣をつければ、自ずから解消されると確信しています。