SARSが万一日本に入ってきたときに心配です!

質問

 いま、世界で恐れられているSARSですが、現代医学では特効薬がないと言われていて、万一日本に入ってきたときには、とても心配です。中国では漢方薬を奪い合っているとテレビで報道していましたが、ゆっくり効く漢方薬で効果が期待できるものはあるのでしょうか?

答え

電話をしている男性 確かに、中国を中心に「新型ウイルス」が猛威をふるっています。中国では「非典(フェイティエン)」といって、典型的な肺炎ではないという意味だそうです。いま、漢方の専門家の中でもいろいろな意見が出されています。中国の衛生部や一流の漢方の病院から提案されている薬草については後で報告するとして、私の個人的な考え方を述べてみたいと思います。

 これまで、農薬の殺虫剤が効きにくくなっているとか、病院でMRSAなどという菌が伝染したりして、必ずしも現代医学が万能でないことはうすうす気が付いてきたと思います。人間が自然に対して「征服しよう」と戦いを挑めば、思いもよらない形でしっぺ返しを受けるでしょう。なにか予防的な意味がある行動をとるとすれば、自然な運動を増やし・不自然な食事を減らし・眠る時間を早寝早起きにすることからはじめるべきでしょう。

 パニックになる必要はありません。体力の落ちた状態であれば発症する可能性は当然高まります。不摂生をしていても感染しないと言う便利な薬を期待すべきではないという事をしっかり身につけるチャンスです。その上で、もし予防的に意味があるとすれば、中国で提案されている、オウギという薬草を中心にした「衛益顆粒(えいえきかりゅう)」、治療的に勧められているのが「板藍根(ばんらんこん)」や「金銀花(きんぎんか)」を主成分にした「銀翹解毒丸(ぎんぎょうげどくがん)」です。

 これからも、自然をコントロールしようとすれば別の形の病気が生まれるような気がします。むしろ、自然に生かされている枠の中でどう調和していくかを考えていったほうが良いような気がしてなりません。