体表を防御し風邪の予防

イスクラ衛益顆粒(いすくらえいえきかりゅう) [第2類医薬品] この数日、温度差があったためか風邪(風寒)のご相談の方が数名ありました。

 体表を保護し外邪の侵入を防ぐのは、中医学では衛気(えき)といいます。経脈の外側を巡り、全身の肌肉を温陽し、汗孔の開閉を司り体温調節をしています。肌表を密に保ち皮膚表面の状態を整えることと当然関係しています。

 衛気は食事から得た水穀の気から生成されるため、食事が不摂生だった夏気に弱っています。衛気の働きが悪いと、汗が出やすくなったり体内に邪気(寒邪)が入りやすくなったりします。衛気は中医学では陽気に分類されます。

 こんな状態に在る時よく使用される処方に玉屏風散(ぎょくへいふうさん)があります。この主薬の黄耆(おうぎ)は朝鮮人参とともに補気剤を代表するものです。風邪を引きやすい・気温の変化に弱い・呼吸器感染を起こしやすい・皮膚症状が出やすい方などに利用していただいています。

 最後に重要なことですが衛気が充分に働くためには腎陽が必要です。腎の陽気を補う処方と併用するとより効果的です。

仁盛堂薬局 金子英雄先生